【天空の滑走路】双六岳でテント泊!
こんにちは!N山です!
皆さんは天空の滑走路という場所をご存知でしょうか?
これです↓
YAMAHACK HPより引用
この場所をは北アルプスの双六岳です!独特の山の形でかなり広い山頂をしているのが特徴です。槍ヶ岳を見ながら歩きたいと思い、2023年9月に双六岳に登ってきました!
双六岳は新穂高温泉から入山するのが一般的です。日帰りで行く方もいますがルートが長いですし、せっかく行くならテント泊か小屋泊で行くことがオススメです!
今回の行程
鍋平駐車場(3:37)→新穂高温泉バス停(4:10)→わさび平小屋(5:33)→小池新道登山口(6:03)→鏡平小屋(8:23)→弓折乗越(9:22)→双六小屋(10:44)※テント設営→樅沢岳(14:27)→双六岳(16:56)→双六小屋(18:19)
双六小屋(4:52)→弓折乗越(6:04)→鏡平小屋(6:35)→小池新道登山口(8:20)→わさび平小屋(8:35)→新穂高ロープウェイ乗り場(9:33)
新穂高から双六岳まで片道20キロ弱の長丁場となります。ただこのルートは良い間隔で山小屋がるので非常に助かります!今回は1日目に双六小屋に移動しテントを張り、山頂へ向かう行程になりました!
双六小屋 テント場:2000円
合計:2000円
駐車場までの交通費、食費は除く
双六小屋のテント場は特定日は予約が必要なのでご注意ください。連休、お盆時期は早く予約がいっぱいになります。今回登った日は特定日でしたがたまたまキャンセルが出たのか空きがあり予約ができました。
前日
新穂高温泉駐車場
今回は新穂高温泉から双六岳に登ります。今回最大のポイントは駐車場です。新穂高温泉登山口の駐車場は早い段階で満車になります。
奥飛騨温泉郷観光協会HPより
1番近いのは有料のP4深山荘の駐車場ですが1日2000円以上と割高です。P3県有公共駐車場は1日1000円ですがオープン時間が遅めです。
なので狙うのはP5市営新穂高第3駐車場です!ここは24時間開いておりさらに無料です!ただかなり登山者が集中するので早い時間には埋まります。9月上旬槍ヶ岳へ登った時は9時前に到着して8割くらいが埋まっており、10時には満車になっていました。
P5に止めれないとP8鍋平駐車場になります。ここは新穂高温泉から車では5分程度ですが歩きだと30分くらいかかります…。
登山口までに30分も歩きたくない!と心底思ったので仕事が終わってダッシュで新穂高へ向かい向かいました!
ほぼ休憩もせずに9時前に駐車場に到着!
結果…
駐車場のおっちゃんから満車宣告…( ´Д`)
泣く泣くですが鍋平に向かいこちらは余裕で駐車できました。連休前は8時までには到着しないと止めれない可能性が高いようです。
1日目
新穂高温泉〜わさび平小屋
涼しいうちに標高を稼ぎたいので3時前に起床し、3時半くらいにスタートです。まずは鍋平から新穂高温泉に向かいますが、想像以上の登山道です💦無駄に足を削られるのでいきなりテンションダウンします。
30分くらい下ると新穂高温泉に到着します。そのままスルーで左俣方面に進みます。
ここからわさび平まで1時間以上は砂利道が続きます。上高地から横尾間みたいな感じですが斜度がある分地味に疲れます。
5:33 わさび平小屋
スタートから2時間くらいでわさび平に到着です。名物は冷やし野菜ですが朝早くでまだ出ていませんでした。ここから鏡平小屋までは3時間くらいかかるのでトイレ休憩するのをオススメします。
6:03 小池新道登山口
わさび平から15分程度で登山口に到着します。ここから本格的な登山道になります。登山道はしっかり整備されているので歩きやすかったです!
↑登山道の様子
30分くらい歩くと景色が開ける場所も増えて、楽しめながら歩けます。左には笠ヶ岳、右には槍ヶ岳が見えます。
笠ヶ岳方面
槍ヶ岳方面
イタドリヶ原、秩父沢を過ぎて熊の踊り場です。この景色の場所から15分程度登ると鏡平に到着します。
鏡平小屋
8:27 鏡平小屋
スタートから5時間で鏡平小屋に到着です。この時点で普通に疲れました。
行動食を食べて休憩していると、、、
オコジョ&雷鳥がいました!オコジョは初めて見てすぐにシャッターを切ろうとしますがかなり素早い!しかしなんとか収めることができ満足です。
というか雷鳥の天敵なのを他の人に教えてもらい初めて知りましたが、、、。
槍ヶ岳はガスがかかったり、切れたりの繰り返しです。双六岳の山頂に行ったときは見えてて欲しい…。ずっと槍ヶ岳を見ながら弓折乗越を目指します。
鏡平山荘から弓折乗越までは30分くらいです。
9:22 弓折乗越
弓折乗越からは稜線歩きになります。ここから双六小屋までは1時間弱かかります。
30分くらい歩くと、、
目的地である双六岳が見えました!しかもガスも晴れています!
さらにここから10分くらい歩くと、、
ついに双六小屋が見えました!この景色はYouTubeでよく見るやつです!奥に見える鷲羽岳があることでかなり絵になります。
ここから写真に夢中で全く前に進まなくなりました。笑
双六小屋
10:17 双六小屋
スタートから7時間弱で双六小屋に到着しました。新穂高から15キロくらいと距離が長いので思いのほか疲れました。
双六小屋からは少し登ると後銀座の山々が見えます。さっそく山頂に登りたいところですがガスが湧いてきたので昼飯を食べて休憩することにしました。双六小屋のテント場は場所によりペグも打ち込みやすいし、平坦な場所が多いです。
テント場で休憩していると槍ヶ岳方面のガスが取れてきたので、樅沢岳まで登ることにしました。
樅沢岳に登る途中もかなり良い眺望です。ズームすると三俣山荘も見えました。
樅沢岳までは小屋から30分くらいです。
樅沢岳山頂からはガスの切れ目に槍ヶ岳を見ることができました!浮島みたいで神秘的です!
ここでもシャッターを切りまくり、満足したので双六小屋に戻りますがかなりテントが増えていました。さすが三連休。
ちょうど16時くらいと良い時間になっていたので今回のお目当てである双六岳山頂を目指します。双六小屋から山頂までは約1時間程度です。
双六岳
双六岳山頂に登るときは山荘からすぐの登りが結構きつかったです。
山荘からの直登を登ると写真のように傾斜がなだらかになります。
惰性で登って行くと、、、
山頂が見えました!というか本当に独特の地形をしていることに驚きです。
ここまできたら後少し!
果たして天空の滑走路と槍ヶ岳は⁉️
天空の滑走路
なんか違う!笑
ただこれはこれで凄い!雲海に覆われた天空の滑走路です!
16:56 双六岳山頂
ここまできたら槍ヶ岳を狙いたいので山頂で待機する事にしました。
しかし中々ガスは取れずでした…。ただ力を感じる一枚は取れたので満足です!
太陽も沈みかなり気温も下がったのでテント場に戻り、1日目は終了です。ずっとガスが流れていたので快晴時とは違う景色が拝めたので結果オーライだと思います。
双六小屋のテント場
2日目
2日目は新穂高まで下るだけです。この日も気温が上がるまでにできるだけ進んでおきたいので早めにスタート。
4時前の起床し、モンベルのリゾッタを流し込みました。パッキングを終えてまずは弓折乗越に向かいます。ただテント場はガスガスで何も見えません…。
しかし稜線に出ると、、、
雲海と鷲羽岳
素晴らしい光景が広がっていました。しかし双六小屋は凹んだ場所に立っているのでガスが溜まりやすいのでしょうか?
槍ヶ岳方面も今日はバッチリ見えていました。
槍-穂高連峰
これはご来光が期待できると思いながら進んでいると、、、
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西鎌尾根から雲が溢れてきます。さらに待っていると、、、
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滝雲です!
初めて見ましたがこれは本当に言葉に出来ないくらい感動しました!
西鎌尾根-槍穂高連峰
焼岳と乗鞍岳
笠ヶ岳へ続く稜線
素晴らしい景色を眺めながら弓折乗越を過ぎて、鏡平山荘まで歩いて行きます。このルートは景色が開けていれば槍穂高、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳を見ながら歩けるので素晴らしい!
昨日は気づきませんでしたが、紅葉も進んで色づいています。
6:35 鏡平山荘
鏡平山荘で一旦休憩です。山荘横の池に山が反射して美しい!
昨日は全く見れなかった鏡池で穂高岳がリフレインしていました。ここからは小池新道登山口までは樹林帯になります。日が上がり一気に気温も上がってきたので早足で進みます。
小池新道登山口あたりで槍ヶ岳も見納めになります。山頂をズームしてみるとたくさんの人が登っていました。この日は山頂からの景色も最高だったと思います。
鏡平山荘から2時間弱で小池新道入り口に到着しました。次はわらび平山荘に向かいます。ここからは砂利道となるので新穂高温泉までは無心で歩くだけです。
8:35 わさび平小屋
今日は野菜も出ていました。食べようかと思いましたが時間帯的にお腹の好き具合が微妙、、、。見送ってスルーです。
新穂高温泉までは見どころも無いし、結構ツラい。愚痴りながらも9時半頃に新穂高温泉に到着です。ただここで終わりではなく、鍋平までの登り返しがあります。下りで30分ということは上りは45分くらいでしょうか?
ただ新穂高ロープウェイで使えば地獄の登り返しを登る必要がありません!しかも第1ロープウェイだけなら500円!
ここは迷わず課金して文明の利器を利用します!ロープウェイを降りたら鍋平駐車場まで移動し今回の山行は終了です。
まとめ
今回は1泊2日で双六岳山行でした。
小池新道は天気が良ければ眺望が良いので最高だと思います!今度は鷲羽岳まで足を伸ばしてみたい。
しかし新穂高温泉の駐車場連休前は激混みなので要注意です。