山行記録

【西穂高岳】上高地ルート!独標から先は想像以上に険しい岩場

n-yama

こんにちは!N山です!

2023年6月に西穂高岳に登ってきました!通常ならロープウェイで一気に標高を稼げますが、今回は上高地からのルートになります!

このルートは日帰りでも行けますが、岩場の稜線歩きで体力を使うので西穂山荘に泊まる1泊での行程をオススメします!

西穂高はロープウェイがあるのでいつも人が多いイメージ。なので敬遠しがちでした。しかし5月にロープウエイのHPを見ると…。

7月までロープウェイが運休?

これは穂高山荘でゆっくりテント泊ができるチャンスと思い、上高地ルートで登ることを決めました!

今回の行程

1日目

帝国ホテル前(5:41)→西穂高登山口(5:48)→西穂山荘(8:01)※休憩(9:08出発)→ 西穂丸山(9:21)→西穂独標(9:58)→ピラミッドピーク(10:37)→西穂高岳山頂(11;16 )→西穂高山荘(13:37)

2日目

西穂山荘(6:14)→西穂高登山口(7:49)→河童橋(8:18)

上高地から西穂山荘までの登山道は整備もされとても登りやすかったです!西穂山荘までは特に危険箇所はありませんでした。

また意外に登山者が多く、西穂山荘のテント場も埋まっていました!1日目の午後には山荘泊に変更される方がいたのでテント泊を考えられている方は注意してください。

費用

あかんだな駐車場:1200円(1日600円)
シャトルバス:帝国ホテルまで片道1110円(上高地まで1180円)
西穂山荘テント場:2000円(1泊)

合計:5490円

駐車場までの交通費、食費は除く

1日目

1日目は天候も良かったので西穂山荘まで登り、テントを設営してから西穂高岳まで登りました。

スタートはいつも通りシャトルバスで上高地まで移動です。

上高地

上高地から西穂高岳に登る場合は帝国ホテル前で下車した方が登山口に近いです。バス停から登山口は歩いて10分程度。

登山道までの道のりで穂高連峰が見えました。相変わらず美しい!

登山口

5:48 西穂高岳登山口

西穂山荘の登山口は鳥居みたいな形をしているのでとてもわかりやすいです!西穂山荘の標高は2367mなので約800m UPします!

スタート直後はなだらかですが徐々に斜度が急になってきます。

歩きやすいように木道も引かれているし、ピンクリボンも短いピッチで巻かれてるので非常に整備がされている登山道です。こんなに登りやすいと実際に行くまでは思っていませんでした。

ある程度の標高まで登ると景色が開けるポイントが増えます!穂高連峰の絶景が見えるので疲れることなく登れます!

西穂山荘

登山口から2時間強登ると西穂山荘に到着です!

8:01 西穂山荘

山荘内はとても綺麗で食事メニューも豊富です。山荘のすぐ真横にテント場があり定員は約30張となっています。見た感じもテント場は狭くテント間がどうしても近くなってしまいます。

西穂山荘でテントを設営後は天候も安定していたので、1時間ほど休憩して西穂高岳に向けて出発します!

山荘から少し登ると樹林帯を抜けて眺望が良くなります!

ルートの左方向を見ると笠ヶ岳です。

振り返ると焼岳、乗鞍岳が。

進行方向には独標が見えますが、まだ目的地の西穂高岳の山頂は見えません。

丸山

9:21 西穂丸山

山荘から15分程度で丸山に到着です。ここは山荘から近く眺望も良いので夕焼け見るならベストポイントだと思います!

丸山から独標にかけて徐々に斜度がキツくなります。地味に1番疲れたポイントです。写真で見えるピークを超えると独標が見えます。

独標手前から本格的な岩場が始まります!この辺りでヘルメットを装着しました。

独標手前で振り返ると最高の景色!!

独標〜山頂

9:58 独標

独標のピークは人が多いですがここで引き返す方もいます。ここからルートの雰囲気が変わり難易度も上がります。

独標からは奥穂高、前穂高、吊り尾根が見えます。

独標からの下り

独標から先は浮石も多く、落石もあるので間隔をあけて進んだ方が安全です。

厳しい岩場が続きます。

YouTubeで見ていたけど独標〜ピラミッドピーク間ではここは怖かった!

ピラミッドピーク

9:27 ピラミッドピーク

独標から15分程度でピラミッドピークに到着です!ここでついに西穂高岳の山頂が見えてききました!ピラミッドピークは8峰と書いてありました。山頂に向けて書いてある数字が小さくなっていきます。

ピラミッドピークからもこんな感じの岩場が続きます。チャンピオンピークは探したけどわかりませんでした。

岩場に慣れていないので想像以上に疲れますが、振り返るとこの景色!

山頂直下

山頂直下が1番危険ポイントでしょうか?

いきなり傾斜がキツくなります。

このアングルだとイメージできるかと。ここは危ないので間隔を開けて進みます。しかし笠ヶ岳が見えて最高ですね。

登っていきますが逆層スラブでさらに石がツルツル滑るところがあるので要注意です。このゾーンを攻略するとすぐに山頂です!

西穂高岳山頂

11:16 西穂高岳山頂

西穂山荘より約2時間で山頂に到着しました。

山荘から続く稜線は想像以上に険しいルートでした。

裏銀座、槍ヶ岳

奥穂高、前穂高

上高地

山頂からは景色は相変わらず最高ですね。テント泊なので山頂でゆっくり休憩できます。

下山

体力が少し回復したところで下山開始です。下山では山頂直下の逆走スラブが1番怖いポイントでした。ここも間隔を開けております。

12:07 山頂直下

12:46 独標

30分くらいで独標まで戻れました。ここまで来れば少し安心です。そのまま山荘まで下ります。

13:37 西穂山荘

山頂から1時間30分くらいで山荘に到着しました。すぐに食堂に入り西穂ラーメンを食します!

これが本当に美味い!

その後はビールを飲みながら夕方まで山荘前でダラダラ過ごします。ここから上高地まで降りるのはキツイのでやはりテント泊で正解でした。

夕方

夕焼けを狙いに丸山まで登ります。

雲が湧きながらも笠ヶ岳に沈んでいく夕焼けを拝めました。山荘からも見えますがやはり開けた場所で見るのが良いので、丸山もしくは頑張って独標まで登るのをオススメします!

焼けはしなかったですが綺麗な景色でした。

西穂山荘のテント場こ30張とあまりスペースがありません。15時までには写真のようにMAXとなっていました。

2日目

2日目は上高地まで降りるだけですがせっかくなのでご来光のために早起きします。

ご来光

昨日と同じく丸山手前まで登りご来光を待ちます。しかし明るくなるものの中々太陽が出てきません。

知らなかったですが太陽の出てくる方向に穂高連邦があり、中々見えません!西穂高でご来光を見るのは独標まで登る必要があるようです!

それでも焼岳、乗鞍岳が焼ける様子が見れたのでOKです!

上高地へ

少し消化不良でしたが山荘に戻りテントを撤収し、6時15分頃に上高地を目指してスタートします。

危険箇所も無いし、距離も短いので気楽に下れます。

登りはあまり気が付かなかったですが西穂高は緑が豊か!コース沿いに高山植物がたくさん咲いています!ただ植物に名前は全くわかりません。笑

7:49 西穂高登山口

山荘から1時間半程度で登山道まで来れました。帰りは梓川沿いを歩いて上高地バスターミナルを目指します。こちらはフラットで景色も良い道を歩いていきます。

8:18 河童橋

30分くらいで河童橋に到着です。なんか来てもここからの眺望は素晴らしいですね。

ここからは駐車場までバスで移動し今回の山行は終了です。

お役立ちグッズ

こちらは後ほど更新します!

まとめ

今回は1泊2日で上高地から西穂高岳へ登ってきました!

体力的、精神的にも疲れるので西穂山荘で1泊する方が余裕を持てると思います!

ロープウェイの休止期間は人が少なく渋滞もしないと思います!もし機会があればその期間内に上高地から登ってみてくださいね!

ABOUT ME
N山
N山
自分でアウトドアギアを作りたい!と思い活動中。様々なギアを登山で使用して試行錯誤しています。
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